※このネットワーク図では具体例として入力画像と特徴マップのサイズも記載されているが、U-Netは全結合層を持たないため、入力画像サイズを固定する必要はない。 この論文では細胞と背景のセグメンテーションが目的なので出力は2チャンネル(2クラス分類)。 Encoder-Decoder構造 U-NetもFCNやSegNetと同様に全結合層を持たず、畳み込み層で構成されている。U-NetもSegNetのようにほぼ左右対称のEncoder–Decoder構造で、Encoderのpoolingを経てダウンサンプリングされた特徴マップをDecoderでアップサンプリングしていく。 U-NetとSegNetの大きな違いは、Encoderの各層で出力される特徴マップをDecoderの対応する各層の特徴マップに連結(concatenation)するアプローチを導入した点。このアプローチはスキップ接続と呼ばれて