環境省は22日、平成22年度に日本海を中心として漂着が確認された廃ポリタンクは19道府県で計1万3327個だったと発表した。うち6075個にハングル表記があり、外交ルートを通じて韓国政府に実態把握と原因究明を要請している。 漂着数は、21年度の約2万2千個からは減少。ハングル以外の表記は日本語が422個、中国語292個、英語263個、ロシア語21個だった。 また強酸性の液体や廃油、洗剤などが中に残っていたポリタンクが283個あった。環境省は、見つけても素手で触れず、地元自治体に連絡するよう呼び掛けている。 道府県別の漂着数は、長崎が最も多い2383個。山口2182個、新潟2113個、石川1918個などが続いた。