インフルエンサーとは、ブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、コミュニティ・サイトなどのCGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)の中で、ほかの消費者に対して“カリスマ”的に大きな影響を与える人を指す。 企業のマーケティングメッセージがあふれる現在、消費者は押し付けがましい広告を避ける傾向にある。こうした消費者のメディア接触意向の変化に対応して、マーケティング手法も従来のマスメディア広告に加えて、クチコミを活用する手法が広がっている。クチコミでは、自分が信頼する人によって語られる製品・サービスの体験談などがコミュニティにおける「ソーシャル・カレンシー(社会的な通貨)」として、人から人へと伝わっていく。このクチコミの起点や“増幅器”となる「信頼される人」がインフルエンサーと言える。 マーケティング会社のブルーカレント・ジャパンの調査では、5人に1人は一定の情報発信