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福島県警は14日から、福島第一原発から半径10キロ圏内の地域で大規模な行方不明者の捜索活動を始めた。10キロ圏内での活動は初めて。原発事故の影響で捜索ができない状態が続いていたが、県警は「放射線量が低くなってきたため実施した」としている。当面続ける予定。 この日は約300人が第一原発から北に約7キロ離れた浪江町の請戸(うけど)漁港周辺で午前10時すぎから捜索。夜までに10人が遺体で見つかった。
法医学者は遺体確認のプロだ。宮城県で警察に協力して遺体の検案に当たっている法医学者の男性が、「何が起きているか、事実を伝えたい」と重い口を開いた。◇ その日は被災地の小学校の体育館だった。天井からつるされたブルーシートで仕切られ、玄関側で警察官や法医学者が遺体の検視、検案を行う。ステージには身元の特定された遺体がひつぎに入れられ、家族との面会を待っていた。 教室から持ってきた机を並べて作った即席の検視台に遺体が乗せられる。泥や枯れ草は、警察官がわずかな真水を使ってぬぐってくれた。東北の寒さが、今はまだ遺体をきれいに保っていた。 体育館に並ぶ遺体は100体。遺体を見慣れた法医学者の自分でさえ、感覚がまひする被害の大きさだった。 ステージから常に遺族の泣き声やおえつが漏れていた。必死でこらえる声、運命を呪う声、ぶつける先のない怒りの声を聞きながら「冷静な科学者でいなければ」と必死に自制した。
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