<概要> 日常食を通じて摂取する天然放射性核種の40Kは、約50Bqである。体重60kgの成人男子の体内には40Kが約4000Bq存在している。また、2010年度に文部科学省の委託を受けて福島県が実施した環境放射能水準調査(東京電力福島原発事故前まで)では、大気浮遊じん、降下物、陸水、土壌、(0〜5cm、5〜20cm)、精米、野菜類、淡水産生物、海水、海底土、海産生物について核種分析を行い、137Cs が降下物、土壌、淡水産生物、海産生物から検出されているが、過去3年間(2007年〜2009年)の範囲でこれまでの結果とほぼ同じレベルであったと報告されている。なお、2011年3月12日以降については、福島原子力センターの測定において、定時降下物、上水から137Cs等が検出されており、東京電力福島原発事故の影響が示されている。また、同事故以降の食品中の放射性物質については農林水産省、厚生労働省