前回は「“DIY女子”の強い味方」として、海外のカラフルでデザイン豊富な壁紙について取り上げました。 海外の壁紙の種類とデザインの奇抜さに驚きつつも、同時に悔しさもありました。日本も生産量世界第4位とも言われる壁紙大国、新たな可能性を広げ、気付いてもらうにはどうしたらいいのか――そんな気持ちでスタートした、40年前の壁紙の復刻プロジェクトをご紹介します。 ネットでは調べられない昔の壁紙 思い起こせば数年前、内装会社で昔の壁紙見本帳を見た時のこと。ボロボロになったカタログですが、中を見て驚きました。真っ白の壁紙でしたが派手なエンボス(凸凹)が深く刻まれていてとても格好よかったんです。 資料として残されている壁紙には存在感あるものが数々ありますが、年代が変わってくると、廃番になっているものがほとんどです。この十数年で印刷技術も格段に進化しました。最新のデジタル印刷を使えば、版いらずで色数もサイ