伝承園(岩手県遠野市)のおしら様 おしら様(おしらさま、お白様、オシラ様、オシラサマとも)は、日本の東北地方で信仰されている家の神であり、一般には蚕の神、農業の神、馬の神とされる[1][2]。茨城県などでも伝承されるが、特に青森県・岩手県で濃厚にのこり[注釈 1]、宮城県北部にも密に分布する[3]。「オシンメ様」「オシンメイ様」(福島県)、「オコナイ様」(山形県)などの異称があり、他にオシラガミ、オシラホトケ、カノキジンジョウ(桑の木人形)とも称される。通常、伝承やそれに伴う儀式は、信仰している各集落や町内、家族や親族間の中だけで秘密裏に執り行われることが多く、他者やメディア等へ詳細を明かすことが忌み嫌われている地域も多く存在するため、未だに解明されていない部分が多い。 おしら様(複製) 神体は、多くは桑の木で作った1尺(30センチメートル)程度の棒の先に男女の顔や馬の顔を書いたり彫ったり
去年の夏にスポーツ吹き矢(青春、吹き矢甲子園)の取材をさせてもらった大竹学園の大竹先生から、「針供養祭をするので見に来ませんか?」とお誘いがあった。今時高校で針供養をするのは珍しいのだという。 それは見てみたいですな。という事で、西八王子にある大竹学園を訪ねた。初めて見た針供養は、厳粛であり妙であり、意味のある行事だった。 今回は、そんな針供養の模様をご覧下さい。 (text by 松本 圭司) ■針供養とは? 針供養とは、折れた縫い針を供養する行事の事。古くから行われてきた行事で、元は中国から伝わったのだとか。 関東では2月8日に行われる事が多い。供養すべき縫い針を豆腐や蒟蒻にさし、土に埋めるなどして供養する。この日は裁縫の仕事をしないという決まりもある。 かつては東京にも裁縫を教える学校(高等専修学校)が数多くあり、そのどこでも針供養をやっていたそうだが、最近の都内では大竹学園くらいで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く