【ワシントン=佐々木類】東日本大震災の被災地などで米軍による救援活動「トモダチ作戦」が続く中、米軍艦船や航空機を使ったハード面の支援とは別に、米軍人の家族らが震災孤児の救済などに汗を流す草の根支援も広がっている。関連記事ロート製薬、役員報酬を自主返上 震災…米軍救援活動に密着 命懸け「トモダチ…記事本文の続き 大地震と余震、原発事故の被害から逃れるため、米軍人らの家族数千人が帰国するなど自主的に退避する一方で、日本にとどまり、児童養護施設で孤児の面倒を見続けている米国人らがいる。 青森県三沢市の米軍三沢基地に勤務する海軍士官を夫に持つジェミニ・サンフォードさんらだ。 三沢基地に近い七戸町の児童養護施設「七戸美光園」(後藤辰雄理事長)では、地震発生当時、約40人の児童が生活していたが、震災後に親を失った孤児ら約30人を新たに収容したため、食料や衣類などが極度に不足した。 米ラジオ番組「カイロ