【酒井充の野党ウオッチ】朝日新聞や民主党が絶賛した8・30国会デモは、デマと罵詈雑言が飛び交う「異常空間」だった… 8月30日午後、国会議事堂周辺には約2時間にわたり安全保障関連法案に反対する大勢の人が集まった。主催した市民団体「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」は12万人が参加したとしている(警察当局の発表は約3万3000人)。民主党の岡田克也代表ら野党4党の党首も駆け付けて廃案を訴えた。朝日、毎日、東京各紙は翌31日付朝刊で上空から撮影した集会の写真を1面に掲載し、社会面などでも大展開した。「届かぬ民意 危機感結集」(東京1面)だそうだ。 集会では、日米安全保障条約に関する「60年安保闘争」や「70年安保闘争」を懐かしむ初老の人々が安倍晋三首相を「安倍」と呼び捨てにすれば、若者はデマを拡散し、「安倍を倒せ!」と叫んだ。こうした集会の異常さを朝日、毎日、東京などのメディ