厳格な公正性が求められる選挙の開票事務は、自治体職員の力量を図る一つの指標になるともいわれる。職員が開票所できびきびと動く自治体がある一方、雑談をしながら作業に臨んでいるような自治体もあり、自治体ごとの差が歴然となるケースも少なくない。とはいえ、開票事務でまず重要になるのはスピードよりも正確さなのだが、昨年12月の衆院選では、京都市選管で信じられないような事態が起きた。伏見区の比例票で「次世代の党」にカウントされるべき1500票が「共産党」の票としてカウントされたのだ。なぜ、そんなことが起きたのか。かつては当落の入れ替えにかかわるようなミスをしたこともある京都市。統一地方選が始まる中、どういう対策をとっているのだろうか。 突き合わせを省略 昨年の衆院選でミスが起きた比例票について、開票作業の手順はどうなっているのか。市選管によると、開票作業が始まると、政党ごとに500票の束に仕分けるのがル
![【関西の議論】衆院選「次世代票1500票、なぜか共産票に」の原因は…当落入れ替え、二重カウントと大失態が続く京都市選管の正念場(1/4ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/730d5bce5cc6ae7b243d430f78e5f8b462c563da/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FRWg49POczhsNM_39TTStPVM7P2E%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FLCUTJRZW5NJZZHEOLFMNN26ZYA.jpg)