今回は、Wicketのオブジェクト指向によるWeb開発を支える基盤である「コンポーネント」と「モデル」の関係について紹介します。 ページはコンポーネントの固まり Wicketのウェブページは「コンポーネント」の固まりです。コンポーネントとはユーザへの表示とユーザからの入力を受け付けるオブジェクトです。すべてのコンポーネントはComponentのサブクラスとして作られています。ウェブページ自身を表すPageクラスすらも、Componentのサブクラスです。 Wicketのページは、Pageという一番親となるコンポーネントの上に、さまざまなコンポーネントが載せられたような構造になっています。この構造は、デスクトップ・アプリケーションにおいて、ボタンやフィールドなどのコンポーネントがウインドウという親コンポーネントに載せられているのと同じ考え方です。 HTML要素=コンポーネント Wicketで