プロセスの話も段々に佳境に入ってきたが、4月末~5月にかけて、AMDの新しいCPUロードマップが公開されたので、今回はプロセスの話をお休みして、このロードマップについて解説しよう。 x86とARM、両方の製品を提供していく アンビデクストラス・コンピューティング AMDは、4月29日にMULLINSとBEEMAを発表、続いて5月5日にアンビデクストラス・コンピューティングを発表した。前者は次回解説するので、今回は後者を取り上げる。 AMDがx86に加えてARMコアを投入する話は、2012年から明らかにされており、2013年6月にはSeattleコアの詳細が発表された。筆者も連載208回で解説しているが、まずはこの動機について簡単な説明があった。