「コリンズの怪物」とは 金子隆一『イラスト図解 謎と不思議の生物史』で少しだけ紹介されているバージェス動物群の有爪動物、そのうちのある属についての通称が「コリンズの怪物」とされている。この本では見開きでカンブリア紀の有爪動物たちが復元イラスト(画:北村雄一)により紹介されており、ハルキゲニアなどと一緒に以下の絵が描かれている。ふと、この古生物について気になったので調べてみた。 新属。通称「コリンズの怪物」。86年、コリンズによりバージェス頁岩動物群の新しいメンバーとして報告された。体長4センチ。 金子隆一『イラスト図解 謎と不思議の生物史』(同文書院、1996) コリンズというのはカナダの古生物学者で、元ロイヤルオンタリオ博物館研究員のデズモンド・H・コリンズ (Desmond H. Collins) のこと。調べてみると「コリンズの怪物」は "Collins' monster" と呼ばれ