野沢作品を愛してくださる多くのファンの皆様へ、NOZAWA OFFICEから、最新の情報をお届けします。 『君たちのために残したい』 [野沢コメント記事] 1998年3月25日(水曜日)、野沢自身が執筆し新聞に掲載した記事です。タイプしながら涙が止まりませんでした。 『君たちのために残したい』 ―僕の仕事のエネルギー源― 自分以外の誰かのために仕事をするつもりなど、まるでなかった。 常に自分のために書きたいものを書いてきた。だけど、最近は少し違う。今のこの仕事を「君たち」のために残しておきたい、と考えるようになった。 君たちはまだ平仮名と簡単な漢字しか読めないから、僕の小説を読むにはあと数年かかるだろ。ドラマの放送時間には寝なきゃいけないから。毎週欠かさず見るというわけにはいかない。 だけど、君たちはいつか僕の全仕事を見てくれると信じている。居間のビデオラックを占領している50本以上のビデ