医療という閉ざされたフィールドの現状を、ファインダーを通してみつめてきたフォト・ジャーナリスト、伊藤隼也さん。医療事故に関連する市民団体や研究機関の代表でもあり、さまざまな媒体をとおして医療現場の取材・報道活動に携わっています。婦人雑誌のカメラマンからの転身について、今の日本の病院に対する考え方、また、ご家族で取り組まれている農業のことなど、じっくり語っていただきました。活躍の場を精力的に広げながらも、その根底に一貫した哲学をお持ちの、とても魅力的な方です。 伊藤 隼也 (イトウシュンヤ) 写真家・ジャーナリスト(医学ジャーナリスト協会会員) 主婦の友社を経て1982年よりフリーランスカメラマン。94年に自身の父親を医療事故で亡くしたことをきっかけに医療問題に深い関心を持ち、フォトジャーナリズムという視点から、全国の医療現場を精力的に取材し、週刊現代、フライデーなどをはじめとする雑誌メディ