「シリコンバレーでビジネスを成功させたい」という日本の方によく会うのですが、皆さんが2番目に悩む問題が「法人登記の場所」ではないかと思います。 (1番目に悩ましいのは「就労ビザ」です。それに関しては「ビザなし起業はただの不法移民」で書きました。) 「どこでもいいんじゃない?」 と思うかもしれませんが、あにはからんや。 とりあえずベンチャーにとって直近の課題は増資。シリコンバレーの投資家から資金を調達したい、と思う場合は、この登記地問題に早々に直面します。 というのも、伝統的には、シリコンバレーのベンチャーキャピタルは、 「投資先のベンチャーの登記地はデラウェア州、オペレーションの拠点はシリコンバレー」 という希望を持つことが多いからです。 なぜシリコンバレーのベンチャーが好まれるのか シリコンバレーのベンチャーキャピタルが「オペレーションの拠点は近くにあってほしい」と思う理由は至極簡単で、