最近のことなんだけど 私は引用が嫌いなのかも知れないということに気がついた。 オイオイオイちょっと待て待てちょっと待て。貴様今までの本の感想で山ほど引用ぶっこいてるじゃないかよコノヤロウ! と思ったそこのあなた、まあ待ってくれ給え。ここでの「引用」は本を紹介するための引用じゃなくて、「持論を補強するするために他人のもの(本でもなんでも)から持ってくる引用」だと思って読んでくれると助かる。 いや 自分でもよく分からなかったんですけどね。最近その輪郭がうっすらと分かりかけてきたような気がしているんですよ。 持論を補強するために他のものから言葉を持ってくるという行為には、私が好きではない2つの副次的な作用がつきまとっているような気がするんです。それが何かというと——。 書き手の責任の分散 権威の横取り この二つですね。 1は、 ん〜、「『痛いニュース』の持ち主に感じるアレ」といえば分かる人、結構