「非効率な努力はやめよう」というメッセージを含む本書。書中に出てくる事例が面白いのでメモがてらご紹介。 ゴルフ場が「朝食無料サービス」を提供する理由 ゴルフ場には、キャディの割り振りやコース内のプレーの進行状況を管理する「キャディマスター」という職種がある。キャディマスターの朝の重要な仕事に、スタートの時間を調節するオペレーション作業がある。 ほとんどの客は予約が前提なのだが、当日のキャンセルや遅刻が出るので、その調整をしなければならない。そのため、キャディマスター室の朝は大忙しである。 ところが、そのゴルフ上のキャディマスター室は静かなものだった。(中略)なぜ、ここのキャディマスター室は、これほどまでスムーズなオペレーションが機能しているのか。 (中略)社長はこう教えてくれた。「朝食を無料にすると、遅刻するお客様が減るんです」 一発目に紹介されている事例。なるほどー、と唸ってしまいますね