masudamiのブックマーク / 2011年11月9日 - はてなブックマークバターの品薄が続いている。昨夏の猛暑や東日本大震災の影響で、原料の生乳生産量が減ったことが背景にある。農水省は緊急輸入に踏み切ったが、需給の改善には時間がかかる可能性もある。ケーキの原料などで需要が増えるクリスマスを控え、洋菓子店などから不安の声も上がっている。 「夕方近くになると、陳列棚から商品が消えることもある。補充したくても在庫がない」。大手スーパーの担当者はこうぼやく。メーカーからの仕入れが減少し、在庫は通常の６割にまで落ち込んだ。 昨夏の猛暑で乳牛の体調が悪化し、種付けが遅れたほか、震災による津波で乳牛の数が減少。酪農家の廃業が増えたことも響いた。 東京電力福島第１原子力発電所の事故による出荷制限もあり、生乳のうちバターなどに使う加工原料乳の４～９月の生産量とバターの生産量はいずれも前年同期比で２割弱減少した。 乳業大手３社は先月、家庭用バターについて５円程度の値上げを実施した。
