大阪府や大阪市を再編する「大阪都構想」を巡り、橋下徹知事と平松邦夫市長が20日、本格的な論戦をスタートさせた。 自身の支援団体主催のシンポジウムに出席した平松市長は、都構想や知事率いる地域政党「大阪維新の会」をやり玉に挙げ、「実態がない」「かげろうみたいだ」と痛烈に批判。橋下知事も来春の統一地方選に向けた初の街頭演説に臨み、「大阪市役所はボロボロの家だ。壊して新しい役所を作ろう」と拳を振り上げた。 ◆平松市長「維新の会はかげろう」◆ 「異議あり!大阪都構想と橋下政治」と題した平松市長側のシンポジウムは大阪市内で開かれ、市議や府議を含めた約250人が参加した。パネリストとして出席した平松市長は、府議選と大阪・堺両市議選で過半数獲得を目指す維新の会について、「オーラを持っている人(知事)に寄っているかげろうのようなものだ」と、橋下人気に頼る候補予定者らが多いとされる現状を皮肉った。 都構想に対