将棋女流棋士の里見香奈女流三冠(19)が女性初の「棋士」を目指して、棋士養成機関の奨励会を受験する意向を日本将棋連盟に伝えたことが13日分かった。現規定では、奨励会員になれば女流棋士を「休業」しなければならず、三つのタイトルを持つ里見さんをどう扱うか、将棋連盟が検討している。 将棋連盟には、名人戦などの一般棋戦に参加する四段以上の「棋士」と、女流名人位戦などの女流棋戦に参加する「女流棋士」の2通りのプロがいる。棋士になるには、三段以下の奨励会に入会し、会員同士の戦いを勝ち抜いて「卒業」しなければならないが、これまで女性の棋士はいない。