米ミシガン州で開かれた工場の起工式でLGグループの具本茂会長(右)と握手するオバマ米大統領=LG化学提供パナソニックが3月に稼働させたリチウムイオン電池工場。最大で年間6億個を生産できる=大阪市住之江区 携帯電話やパソコンに使うリチウムイオン電池は、日本の電機産業がいま最も世界で輝いている分野といえる。しかし最近、成長著しいエコカー向けで韓国企業の攻勢が目立つ。かつて圧倒的にリードしながら韓国勢に追い抜かれた、半導体や液晶パネルの「二の舞い」になると心配する声も出る。 ■自動車向けに力 7月半ば、米ミシガン州ホランドで、韓国LG化学のリチウムイオン電池工場の起工式があった。2013年までに電気自動車(EV)向けで年6万台分の電池の生産能力を確保する。すでに米ゼネラル・モーターズ(GM)のEV「シボレー・ボルト」への搭載が決まっている。 起工式にはオバマ米大統領も出席。LG化学は「外国