ザキを唱え続けたクリフトは今…… ファミコン時代から連綿とシリーズを重ね続け、RPGの代名詞として「ファイナルファンタジー」シリーズと並び称されている「ドラゴンクエスト」シリーズ。そのシリーズ第4弾である「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」(以下、ドラクエIV)は、1990年にオリジナルのファミコン版が発売され、当時の少年少女をとりこにしたゲームだ。 勇者ロトの血脈をめぐる冒険を、ドラマチックに描いた「ドラゴンクエストIII」。それに続き、ロトシリーズから舞台を一新、“天空の伝説”を機軸に据えたストーリーが展開されていく「ドラクエIV」。仲間に直接コマンドで命令できず、自動的に戦いつつ学習して賢くなるAI戦闘の採用や、章立てで操作キャラクターが変わるストーリー展開など、“新たな可能性を追求するドラゴンクエスト”として、当時は大きな注目を集めたものだ。 幼い頃からゲームっ子だった筆者は、