毎年この時期になると?・ファーレン長崎には練習生が続々とやってきます。夏休み中の学生をはじめ、プロの選手など様々です。 そして今年の夏も、おとといから1人の練習生がチームに合流して汗を流していました。 中島礼司選手です。実は、並々ならぬ思いを持ってV・ファーレン長崎に来ました。 中島選手は東北一部リーグ、宮城県のコバルトーレ女川に所属しています。 昨シーズンまでは監督兼選手としてチームを引っ張り、今シーズンからは再び選手として新たなスタートを切る予定でした。 しかし3月11日の東日本大震災で、これまでの生活が一変。 津波で事務所も選手寮も流され、練習場もなくなりました。 そしてコバルトーレ女川は活動を休止せざるを得ない状況となりました。 すっかりかつての面影をなくした女川の町を見て、中島選手は『被災地の力となるためにも、このチームを絶対存続させたい。そのためにも他の場所で自分自身プレーヤー