こんにちは、SRE部の廣瀬です。 本記事では、ZOZOTOWNでカートに商品を入れる際に使われているデータベース群の内、SQL Server(以降、カートDBと呼ぶ)にフォーカスします。ZOZOTOWNでは数年前から、人気の商品(以降、加熱商品と呼ぶ)が発売された際、カートDBがボトルネックとなる問題を抱えています。様々な負荷軽減の取り組みを通じて状況は劇的に改善されていますが、未だに完璧な課題解決には至っていません。 そこで今回は、加熱商品の発売イベントにおける負荷軽減の取り組みを振り返ります。また、直近の取り組みとして、SQL ServerのCDCを用いた新たな負荷軽減の検証内容をご紹介します。 背景 - カートDBのボトルネックについて 加熱商品の発売イベントに関する対策について、最初に言及した記事としては以下が挙げられます。この記事では人気の福袋商品を加熱商品として紹介していますが
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