東京高検は6日、受託収賄やあっせん収賄など4つの罪で懲役2年、追徴金1100万円とした1、2審判決が9月に確定した新党大地の代表鈴木宗男元衆院議員(62)を呼び出し、収監手続きに入る。10月に食道がんの手術を受けた元議員の体調などを考慮し、この日となった。 鈴木代表は東京拘置所にいったん収容され、収監先の刑務所が決まる。服役期間は捜査や公判段階での勾留日数が差し引かれるため、約1年5カ月となる。 最高裁は9月の決定で、鈴木代表側の上告、異議申し立てを相次いで棄却。1、2審判決の確定を受けて議員を失職した鈴木代表は、刑期終了後5年間は立候補できないが、9月の党集会で代表を続ける意向を明らかにした。