そのバーのほのかな間接照明は、隣の席にいる人の顔の輪郭をようやく浮き立たせるほどの力しかない。 BGMは皆無、そこにいる2人の会話は熱く盛り上がっているのに、静かだ。 このときのラジオ放送を、私はまるでバーにいるような感覚で聞いていた。(@バー『魔の巣』とでも思っていただければ良いかと思います) 『オールナイトニッポン』というと『ビタースィートサンバ』の軽快なリズム、ラジオパーソナリティの賑やかな声、リスナーとの深夜ならではのやりとり、などなどを想像されるのではないだろうか。 だが、Gacktのこの番組は違った。 『ビタースィートサンバ』は弦楽器+ピアノの音が際立つ『鶺鴒mix』にアレンジ。放送事故を心配されるようなゆっくりとしたしゃべり。コーナーはなく、リスナーとのやりとりも少ない(メールサーバがパンクし、Faxは処理しきれない状態になるため、あと、Gacktが忘れてたため/笑)。 **