さて、引き続き埼玉県川本町の化石の発掘レポートです。 午後からは荒川対岸の「土塩層」へアタック!! こちらの地層は細かな砂の混じった泥が固まってできた砂質泥岩(楊井層より固くしっかりしている)で、そこから産出される化石の種類は,二枚貝が最も多く、他に巻貝、ツノ貝、魚のウロコ、木の葉、カニの巣穴の化石が見つかっているそうです。 また、まれにサメの歯、魚の骨の化石も発見され、過去にはまるまる一体分の大きなサメの歯(メガロドン)が一そろいそろって出てきたそうな! (そのメガロドンの化石は『埼玉県立自然史博物館』に展示されています。 詳しい情報はこちら。すげー\(◎o◎)/) 木の葉以外はすべて海の生物の化石で、木の葉は陸から河川によって運ばれてきたもの。このことから土塩層は、海底に堆積した地層だということがわかります。 さらに貝の化石のなかには、新生代新第三紀・中期中新世の後半(約1000万年前