「東京国際ブックフェア」と同時開催の「デジタルパブリッシングフェア2010」。今回はGoogleエディションの発表(@maskinさんの記事)が話題をさらった一方、DNPや凸版といった印刷会社主導による国内のプラットフォームが出揃ってきた印象です。 ここでは、そういった大手ではなく、一定のスケールを作れる可能性のある電子書籍ビジネスを3つ紹介します。 BookGate 【運営】 廣済堂 【概要】 iPhone・iPad向けStore型電子書籍サービス(アプリ) アプリ内課金方式、データはPDFベース 持ち運べる総合書店がキャッチフレーズ。 印刷会社としてこれまで出版社のDTPデータを扱っており、そういったお付き合いを中心に、出来るところから電子化を始めたとのこと。 売上に対し出版社とレベニューシェアを行うビジネスモデル。 【サービス開始時期】 7月末〜8月頭(現在審査中) ・・・・・ アプ
DAC/スパイスラボ神部です。 テレビドラマ「素直になれなくて」など脚本を書かれている北川悦吏子さんから、下記のような質問がきたので、こちらに回答をまとめてみます。いつもの3倍くらいわかりやすい説明にチャレンジします。 -@rkanbe 電子出版ってどうやるの? 電子出版について考える前に、紙で本を出版するときのことを考えてみましょう。多くの場合、著者と出版社が契約して本を出版します。書籍の制作から流通にいたるまでの経費や利潤を差し引いたものが印税になりますので、出版契約の内容と売上数によって出版社側と著者の利益配分が決まります。本を買うのは読者で、全ての原資は読者の購入資金から集まります。 しかし、電子出版では、著者と出版社、流通経路にいる取次や書店、読者の関係がこれまでとはぜんぜん違うものになります。なので「どうやるの?」という疑問になるかなと思います。 Amazonの考える電子出版
電子書籍はもっと安くならないのか? リアル書籍とコスト構造を比較!2010.03.03 19:005,861 福田ミホ なかなか厳しいようです...。 電子書籍から比べると、従来型のリアル書籍はまるでコストのかたまりみたいに思えてくることがあります。紙代、印刷代、倉庫や配送の費用...。そういうコストがなくなるんだから、平均的な価格になりつつある12.99ドルって高すぎやしないかとすら思えてきます。が、ニューヨーク・タイムズによると、そうでもないらしいです。 このチャートは、主要な出版社へのヒアリングをもとに、リアル書籍のハードカバーと電子書籍の平均的な収入とコストをまとめたものです。 これを見ると確かに、現状では電子書籍のほうが1冊あたりやや高い利益が得られるようです。が、だからといって一気に価格を5ドルとかにすべきじゃないか?というのは早計のようです。以下のような理由があるからです。
子供向け書籍の出版で有名な英ペンギン・ブックスのCEO、John Makinson氏はこのほど、英ロンドンで開催されたFinancial Times主催のイベントで講演し、業界標準となりつつある電子書籍のデータフォーマットであるe-pubに対応した電子書籍よりも、iPhoneやiPad向けのアプリケーションとして書籍を発行する考えを明らかにした。 電子書籍をデジタル化された本ととらえ、紙の書籍をデジタル機器上で忠実に再現しようという試みが多い中で、同氏は本の形の固定観念にとらわれずに自由な発想で新しいメディアを作り出そうとしているようだ。 同出版社は、どのような電子書籍を作ろうとしているのか。その試作品の映像がYouTubeにアップされているので、見ていただきたい。 見ていただくと分かるように、デジタル化された本というより、書籍化されたアプリというイメージだ。実際iPhoneのAppSto
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く