北海道札幌聾学校に通う小学6年生の女子児童が、「日本手話」で授業が受けられず、教育を受ける権利を侵害されたなどとして、北海道に対し550万円の損害賠償を求めて訴えを起こすことが分かりました。 原告代理人によりますと、訴えを起こすのは札幌聾学校に通う小学6年生の女子児童で、生まれつき聴覚障害があり日本手話を母語として育ちました。 代理人によりますと、手話には、聴覚に障害のある人たちが主に使う自然言語の「日本手話」と、日本語の文法に手話単語をあてはめた「日本語対応手話」があり、女子児童は学校で日本手話を活用して授業を受けるグループに在籍していました。 しかし、去年4月に担任になった教師が日本手話がほとんどできず授業が受けられない状況になり、保護者が改善を申し入れましたが聞き入れられなかったということです。 女子児童は、こうした差別的な扱いによって教育を受ける権利を侵害され精神的な苦痛を受けたと
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