フォントのパスデータはどこにある? 前回の拙記事にて解説したとおり、OpenType は内部構造として PostScript をアウトライン構造に持つものと、TrueType を由来とするものの 2 種類に分かれ、前者の場合は OpenType 形式の中に CFF (Compact File Format) 形式のデータが内包される形となるため、解読に多大な労力が必要となります。 CFF 形式において、フォントの中核であるパスデータは CharStrings に格納されているのですが、この CharString はさらに、CFF と併せて使用することを想定した Type 2 と呼ばれる別のフォーマットにて記述されています。 本稿では Type2 の仕様を概説した上で、OpenType フォントからをパスデータを実際に描画してみることを目的とします。OpenType 及び CFF のファイル