完全競争市場といわれる市場は、 4つの条件を満たしている必要があります。 ①プライス・テイカー。 消費者・企業などの経済主体は市場全体の規模に 比較してじゅうぶんに小さく、プライス・テイカー (価格受容者)として行動する。 各経済主体は価格受容者であり、自らの意思で 値上げ/値下げをすることはできないという前提です。 ②完全情報。 取引の当事者は、取引される財の性質と価格について 完全な情報を持っている。 財(商品)の性能・品質について情報が完全であり、 取引前に全てを把握しているという前提です。 ③取引される財の同質性。 財は同じであり、ブランドやイメージによる差は無い。 取引費用も無いものとされる前提です。 ④フリー・エントリー。 市場への参入・退出は自由です。 政府による規制や参入障壁は存在しないという前提です。 市場経済の最大のメリットは、価格メカニズムに導かれて 最適な資源配分が
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