文部科学省は2022年12月21日、2021年度版「子供の学習費調査」の概要を発表した。それによれば子供の学習費総額は学校の段階種類別で違いがあるものの、私立は公立と比べて大体2倍足らずから5倍近くの高額となることが分かった。特に小学校時代は差が大きく、4.73倍もの差が生じている(【子供の学習費調査】)。 公立は中学校、私立は小学校が一番かかる学習費 今回取り上げる「学習費総額」とは、「学校教育費(授業料やPTA会費、制服、遠足代など)」「学校給食費」「学校外活動費(家庭内学習費や各種塾月謝、図書費など)」で構成される。要は子供の学習関連で発生する費用の総計。直近2021年度(2021年4月1日-2022年3月31日)における学習費総額だが、幼稚園が公立16.5万円・私立が30.9万円(年額、以下同)。小学校が公立35.3万円・私立166.7万円で、私立の方が高い結果が出ている。