北極圏などに現在生息するホッキョクグマ(シロクマ)の母方の祖先をさかのぼると、5万〜2万年前に英国やアイルランド付近に生息していたヒグマにたどり着くと、ダブリン大などの国際研究チームが13日までに米科学誌カレント・バイオロジーに発表した。 母から子に受け継がれる細胞小器官ミトコンドリアのDNAを幅広く集め、解析した成果。温暖化が進んで北極海などの海氷が少なくなった時期にホッキョクグマが陸地に進出し、ヒグマと交雑したと考えられるという。 【関連記事】 〔写真特集〕双子のシロクマ 〔写真特集〕アラスカのクマ 〔写真特集〕オオカミ、クマ 森の狩人たち 〔写真特集〕ライオン、トラ、ジャガー 世界の肉食獣 〔写真特集〕どうぶつ捕物帳