ラフマニノフの『鐘』。 正確には『前奏曲 Op.3-2』というピアノ曲で、実は私の十八番だったりする。 そして、私の修士論文のテーマは 『ラフマーニノフの音楽における「鐘」のモティーフについて ~幻想小曲集Op.3を中心に~』 というもので、この前奏曲『鐘』は、幻想小曲集の中の第二曲目であり、ロシアにまで行って研究、勉強した思い入れのある曲だ。 なのに、このオリンピックに関連してテレビで本当~にいい加減な曲の解説がされていて、今日、とある番組で 「もともとは女性の愛をテーマにした曲だそうです」 という解説を聞いたときには、顎がはずれそうになってしまった。 正直、オリンピックで真央ちゃんがこの曲を使うと知ったときは 「なぜわざわざこの曲を・・・!?」 と、心配に感じた。 理由は後述するが、ガーシュウィンのピアノ協奏曲とは違って、確実にスケートを滑るには難しい曲だからだ。 ↑昨日のテレビではガ