日本と同じく少子化が深刻化する韓国で、新たな動きです。女性1人が生涯で出産する子どもの数を示す出生率ですが、韓国は2023年、過去最低の「0.72」を記録しました。しかし、2024年の出生率は「0.75」と、9年ぶりに上昇しました。韓国ではいま、企業などによる手厚い子育て支援策が広がっています。日本へのヒントとなるのでしょうか? 2月26日、韓国統計庁が発表した2024年の出生率。過去最低だった前の年の「0.72」からわずかに上昇し、「0.75」と、9年ぶりに前の年を上回りました。背景には新型コロナの収束で結婚数が増えたことや、30代前半の人口が増えたことなどがあると分析。記者からの「今の傾向は26年まで続くと思うか」との質問に、韓国統計庁の担当者は「はい。当分は続くと思う」と強気な姿勢を見せました。 その韓国で今、広がりを見せるのが、企業などによる出産や子育てへの手厚い支援策です。 建設
