1年ほど前、JR宇都宮線(東北本線)東鷲宮駅近くにある鷲宮保守基地の特別公開に合わせ、東北新幹線で使われている保守用車を紹介する記事を書いた。このときは保守用車そのものが主役だった。今年も10月1日に、同基地で新幹線工事用車両が特別公開される。そこで今回は趣向を変えて、「保守基地のお仕事」についてまとめてみた。 「保守基地」とはどんなところ? 新幹線に限ったことではないが、どんな鉄道にも車両基地がある。これは営業運転に使用する車両を留置・点検・整備するための施設である。 それに対して保守基地とは、軌道、電車線、電力・信号・通信などといった、地上側の施設の点検整備を担当する拠点だ。ここでいう電車線とは、物理的に存在する、いわゆる架線のこと。その中でもパンタグラフが接する線をトロリー線という。そこに電力を供給する変電所などの設備が「電力」の領分となる。 新幹線の場合、おおむね主要駅ごとに保守基
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