2月12日、清掃ロボット「Roomba」で知られる米国のロボット・メーカー・iRobotが、2006年の決算数字を発表した。13日には、投資家向けのカンファランス・コールも開催され、概況の説明が行なわれている。 結論からいうと、売上は依然として好調を持続している一方、利益は低水準となっている。 この低収益は、本業から入る資金を、全て先行投資(R&Dとマーケティング)に回しているためと考えられる。 結果、2005年の株式上場時に調達した資金はほとんど温存されており、体力的には余裕を持った事業展開と見られるのである。 まず、2006年の売上高であるが、1億8,895万ドル(日本円では、1ドル=120円換算で226億円相当)に達し、創業以来最高の数字となった。前年の1億4,196万ドルからみると33.1%の増加だ。 部門別の内訳でみると、清掃用ロボットの販売台数が、2005年の66万3,000台