【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、中国西部の青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で14日午前7時49分(日本時間同8時49分)、マグニチュード(M)7・1の地震が発生し、倒壊家屋の下敷きになるなどして少なくとも400人が死亡、1万人が負傷した。隣接する四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州石渠県でも死者5人、負傷者1人が確認された。 震源地は北緯33・1度、東経96・7度の青海省南部で、震源の深さは約33キロ。震源から約30キロ離れた玉樹県の中心地、結古鎮は耐震性の低い木造や土壁の家屋が多く、約9割が倒壊したという。 民族師範学校の4階建て宿舎が倒壊し少なくとも学生30人が生き埋めになるなど、同県内の校舎の70%が倒壊しており、約8万7千人の死者・行方不明者を出した2008年5月の四川大地震の際と同様、今後、校舎の手抜き工事が問題になる可能性がある。 山崩れも発生し、発電所のダムには亀