本日行われた米長邦雄永世棋聖対ボンクラーズの電王戦は113手でボンクラーズの勝ちとなりました。 後手の米長永世棋聖が取った作戦は2手目△6二玉。プレマッチに続いて対コンピュータに有力と言われている作戦を採用。駒落ち上手のように指し、入玉含みで抑え込む方針で戦いました。 昼食休憩の時点(上図)では後手陣が手厚く有利とみられていました。 ここから米長永世棋聖は△7二玉→△8三玉!と飛車の上に王様を移動して入玉を狙いにいきます。先手はやることがなく飛車の移動を繰り返し千日手模様となりました。 ▲5七角(77手目)と引いた手に△3四歩と角道を開けましたが▲6六歩△同歩▲同角から先手に争点を与えてしまいました。 わずかな隙を突いて先手ボンクラーズが逆転。いったん手がつくと玉飛接近の後手陣はひとたまりもないですね。 最後は大差となってしまいました。Twitterで強い人がおっしゃっていましたがこういう