いよいよ日本は「自己責任の時代」を迎えました。 これまで私たち日本人は、右上がりの経済成長を背景に、国や会社、そして家族など、様々な「他者」からの援助や保障の中で生きてきました。しかし今、経済においては二極化が進み、年金問題はもとより、少子高齢化、自然環境の悪化による人体への影響等によって、経済面、健康面、メンタル面において、今まで頼りにしてきた数々の援助や保障体制が次々と消え去り、他者に頼ることができない時代に突入しました。そんな「自己責任時代」を生き抜き、人生を力強く切り拓くため、今、すべての人に求められているもの、それこそが自分で自分を助けるセルフヘルプの力(=自助能力)だと考えています。 大恐慌の経験から、自己責任の認識が広く浸透した米国や英国をはじめとする英語圏の書店では、日本で「自己啓発」というジャンルに区分されている書籍は「セルフヘルプ(SELF-HELP)」という書棚にあり