前の記事では、最近の書店紹介記事に見られる、気になる傾向について書きましたが、シェア型など新しいタイプの本屋さんだけでなく、書店ではない図書施設(まちライブラリーのような私設図書館など)も含め、新しいタイプの図書施設や図書サービスを紹介する記事を読んでいて気になることがあります。 「本で人と人をつなぎたい」とか、「地域のつながり」とか、書店や図書私設、図書サービスを語るのに、「つなぐ」「つながり」「交流」「絆」だのといったキーワードをやたらに強調するものが目立つのです。このタイプの紹介の仕方は本当に多い。 こういう傾向って、いつからのものでしょうか。 そのような善意や思いや意図はわからんではありませんが、個人的には違和感もあります。 本屋や図書館(や図書室や児童館など類似の機能を持ったスペースを含む)は、「ぼっち」や「おたく」といったことばがなかったころから、ぼっちやおたくの大事な居場所だ