「一生愛して」。草間彌生美術館開館で草間が語ったこと2017年10月1日に東京・新宿区に開館する草間彌生美術館の報道内覧会が9月26日に開催された。日本初公開のミラールームを含む、開館記念展の詳細をレポートする。 草間彌生 10月1日に開館する「草間彌生美術館」は、前衛芸術家・草間彌生の作品と関係資料の展示を通じて、草間芸術の普及振興を図るもの。年2回の展覧会を通して、草間作品のコレクションを展示するとともに講演会などを開催し、草間が作品を通じて繰り返し訴えてきた「世界平和」と「人間愛」というメッセージを広く世界に伝えることを目指している。館長を務めるのは詩人で多摩美術大学学長の建畠晢だ。 美術館は鉄筋コンクリートの地上5階、地下1階構造。延床面積は731.6平米。角が丸くカーブした白亜の美術館でまず目に飛び込んでくるのが、エントランスのガラスに装飾された水玉だ。遠くからでも一目で草間彌生