どうもこの問題は論点がごっちゃになりがちなので、ちょっと脳みそを冷やしつつ改めて書いてみる。 その前に、僕の立場と視点の温床(というか出発点と背景)について前もって補足することから始めてみよう。 これまでにも繰り返し触れてきたけど、僕は音楽をけっこう愛する人間で、どっちかというと「完成途上にあり、完熟せずとも変化発展の最中にあり、しかし揮発性の高い、儚い音楽」を好んで聞く。 これはわかりやすく言えば、「大々的にプロモが行われ、望まなくても街中に流れ、気が向いたときにレコード屋、CD屋に行けばいつでも買うことができる音楽」ではなくて、「多くの場合、五線譜の上にしか存在せず、ストリートやライブハウスで聞ければ御の字。気に入って次のライブに足を運んでも、同じメンバーでは継続していない上に、あっという間に解散しているインディーズ」みたいな感じ。 だから、気に入った曲があればできるだけ音源を買ったり