14日、南仏沖に停泊中の空母シャルル・ドゴールで、海軍兵士らを前に演説するオランド大統領(AFP時事) 【パリ=三井美奈】フランスのオランド大統領は14日、原子力空母シャルル・ドゴールを中東に派遣し、米軍などが実施しているイスラム過激派組織「イスラム国」掃討作戦に参加させる方針を示した。 連続銃撃テロがイスラム過激思想を持った人物らによる犯行との見方を強めるフランスは、イスラム国との対決姿勢を鮮明にし、過激派対策を一段と強化する構えだ。 大統領が同日、南仏沖の地中海に停泊中の同空母で行った演説で明らかにした。フランスは現在、アラブ首長国連邦(UAE)の仏軍基地に戦闘機を派遣し、イラクでのイスラム国攻撃に参加している。大統領は、同空母の派遣により、「緊張がさらに高まった時、あらゆる手段が取れる」と述べ、空爆出撃態勢の増強を示唆した。 イスラム国を巡っては、9日にパリのユダヤ人向けスーパーマー