アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、キンドルの日本発売に際し、日本のメディアのインタビューに対して、ホールセールモデル(出版社から書籍を卸してもらってアマゾン側が小売店として価格を決める形式)とエージェンシーモデル(アマゾンが代理店役となって出版社が価格を決める形式)の 2種類の取引形態に対応したと明かしている。 つまり、当初、予定していたホールセールモデルによる大手出版社との契約はうまくいかず、2通りの契約形態になったということだ。しかも、エージェンシーモデルにおいても価格は自由にできない。 ベゾス氏は以前から一貫して「電子書籍はサービスである」と言ってきた。しかし日本では、アマゾンといえども満足なサービスができないままの始動となったのは明白だ。なぜなら、ベゾス氏が言うサービスとは、これまでのアマゾンの動きを見るかぎり、徹底した「価格破壊」だからだ。 これでは、キンドルがアメリカのように売
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