京都大学をはじめとする有名大学で、入学試験開始から間もない時間帯に入試問題がYahooの質問サイトに投稿されました。そしてすぐに誰かがその入試問題の解答を投稿しました。このインターネットを使った新しいタイプのカンニングに対してネットで大きな話題になりました。そしてテレビなどのマスメディアでも大々的に報道されました。 この問題に対して、僕はそんな騒ぐほどの問題かと冷めた目で見ていました。もっと報道するべき重要なニュースが多数あるのに、なぜこんなくだらないことをトップニュースで毎日扱うのかとうんざりしていたのです。確かにカンニングは不正ですが、バレたら、バレた人が合格点をとっても不合格になるだけで、それだけの問題です。大人に叱られれば済む程度の問題だし、そもそも僕の大学生活を思い出しても、日本の大学ではテストで単位をとるためのカンニングはありふれた出来事でした。大学側もたまに見せしめで捕まえて
ネット投稿による“カンニング”ではこれまでのところ共犯者の存在は明らかになっていない。だが、一人でそんなことが可能なのか。問題が投稿された「ヤフー知恵袋」で質問すると、ヒントが返ってきた。 「携帯で撮った文字を自動的にテキスト化することって可能なんですか?」と質問を出すと、5分後に回答があった。「文字打ちしなくても、撮った写真の文字を自動的にスキャンしてくれる機能がありますよ」。比較的新しい機種にはその機能が内蔵されているものもあるという。 実際に投稿されたのと同じ京都大の文系数学の問題をスキャンしてみた。カメラを向けシャッターを押すと、音もせずに写真が撮れた。さらに写真から範囲を選び、「決定」を押した。「読み取り中」の表示の後、2秒ほどで問題文がテキストとして携帯に取り込まれた。一部の数学の記号は正確に認識できず、手直しは必要だが、最初から全文を打つより格段に早い。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く