1932(昭和7)年、『赤い鳥』に掲載された著者の初期作品を代表する童話。貧しい村人といたずら好きの狐とのふれあいといきちがいが、民話風に描かれる。小学校の国語教科書でも、教材としてよく使われる。(表記は岩波文庫版に合わせた。) 「ごん狐」 この作品を含む以下の7作品は、著者の死の直後に刊行された第三童話集「花のき村と盗人たち」(帝国教育出版部、1943(昭和18)年9月30日)に収録されていた。 「ごん狐」(新字新仮名) 「百姓の足、坊さんの足」(新字旧仮名) 「のら犬」(新字新仮名) 「和太郎さんと牛」(新字新仮名) 「花のき村と盗人たち」(新字新仮名) 「正坊とクロ」(新字新仮名)(新字新仮名) 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」(新字旧仮名) 「花のき村と盗人たち」