【ワシントン=柿内公輔】米株式市場が2008年のリーマン・ショック前の高値水準を取り戻す中で、若手経営者が中心の新興IT企業が相次いで株式を公開し、注目を集めている。1日に上場申請した交流サイト(SNS)最大手フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は弱冠27歳。米上場企業番付上位1千社で最も若いCEOになる見通しだ。関連記事フェイスブック上場申請 グーグル抜くフェイスブック来週株式上場申請か 記事本文の続き だが、斬新な手腕が注目される一方で、経験不足も指摘され、米メディアなどで「ヤングCEO」論議が盛り上がっている。 昨年株式公開したIT企業42社のうち、クーポン共同購入サイトのグルーポンのアンドリュー・メイソン氏(31)をはじめ8社のCEOが40歳未満。新興勢力以外でもネット検索最大手グーグルのラリー・ペイジCEO(38)ら若返りが加速している。 7日付の米紙ウ