ウクライナ・チェルノブイリ原子力発電所から30キロ圏内のパリチフ(Paryshiv)村の自宅前に出たイワン・セメニュク(Ivan Semenyuk)さん、マリア・セメニュク(Maria Semenyuk)さん夫妻(2011年3月23日撮影)。(c)AFP/SERGEI SUPINSKY 【3月29日 AFP】ガンナ・コンスタンティノーバさん(77)が住む場所は1986年、世界史上最悪の原子力災害が発生したチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所から18キロしか離れていない。 ソ連崩壊後、ウクライナ領となったチェルノブイリ原発周辺は「立ち入り禁止区域」に指定されている。しかし、ここには今も高齢者を中心にウクライナ人数百人が住んでいる。彼らは辛うじて生計を立てながらも「死のゾーン」という異名を挽回するかのように、驚くほど牧歌的な暮らしを送っている。 オレンジ色のスカーフを頭に巻いたコン